レッスンではテキストだけでなく、生徒さまの興味に合わせた様々な素材をご紹介し取り入れていますが、今日は洋書をご紹介。
長文に苦手意識がある方は、まず身近な題材のものを選んでみましょう。英文を「読む」ことへの抵抗を失くし慣れるよう、新聞や雑誌、ネットの記事等、一部抜粋で構いませんので短いものから読んでみるのをお勧めします。
洋書の場合は、訳書が既に出ているものを選んだ方が良いです。まずは日本語で読んでから原書を読むと、一度読んだことのある内容なので英語もスムーズに読むことができるのです。
今日ご紹介するのは少し前に出版された本ではありますが「ラテに感謝!(原題:How Starbucks saved my life)」というノンフィクション。「転落エリートの私を救った世界最高の仕事」と訳書のサブタイトルにあるように60代半ばにしてスターバックスで働き始めた元エリート社員の実話です。
ストーリーも分かりやすく、スターバックスお好きな方であればさらに楽しく読めるかと思います。
「朝、モカコーヒーを飲まないと、母親業も、何をやってもだめなんです」
これは主人公であるマイケルと常連客の会話を抜粋したもの。
原書ではこうです。 “I have to have my Mocha in the morning or I am not a good mother or good for anything!”
どうでしょう?文章は分かりやすく、また会話文なのでそのまま使えそうなフレーズですね!私もまさに今スタバでこれを書いていますが、育休復帰後から出勤前ラテがなくして、全くエンジンかかりません!逆に言えばたった一杯で一気にやる気モードに切り変わる。退職後の今も同じです。このフレーズ、丸覚えでどこかで使おうと思ってます!
少し話が逸れましたが、同じ会話の中でこちらも。次は原書を先に。
“I have to have Decaf for now,” she explained. “I’m pregnant…again.”
これは分かりますか?
再度I have to haveで始まっていますが、訳書は「カフェイン抜きじゃないとだめなんです。もう一人産まれるので」です。 常連の女性の言葉で側に子どもがいるシーンなのでこのような訳になっています。
Decafは「ディカフェ」と、既に日本語でも使われていますがカフェイン抜きのこと、pregnantは妊娠です。
Open Wide and Smile – You’re on Broadway (いい笑顔を見せよう、ここはブロードウェイだ)という第5章に出てくるシーンです。ぜひ機会があれば読んでみてくださいね!
1冊全部読み切ろうとしなくても訳書を読んで気に入ったところだけを集中して読むのでも十分です。少しずつ続けられる分量から読む習慣をつけてみましょう。TOEICのPART7 長文読解にも効果ありです!
留言