台風が去ってもなんだかすっきりしない曇り空…。大雨の中来てくださった生徒さんもいらっしゃったり、皆様お足元悪い中ありがとうございました。
さて今日のブログは発音について。
PASSAGEのレッスンは初心者向けにつき、文法をあれこれ考えるよりまずは発語すること、スムーズなコミュニケーションができるようになることを目的としています。発音もいわゆる「日本人英語」でも問題ないと思っていますが、毎回行う音読トレーニングは「声を出す」トレーニング。ここでは初心者レベルで押さえておきたいなと思う発音数個に絞っての発音指導も行っています。例えばaの発音はたくさんあり、マスターするのは大変ですが、rとl、fとv, thなどは、舌の動きなどを少し意識して練習することでマスターできます。舌や口の動きも分かりやすく、この発音ができるようになると一気に、より英語らしくなります。「舌が見えないよ〜!」などお互いの口を見ながら何度も練習している風景は傍から見るとちょっと面白いかもです(笑)
初心者の方には、ネイティブ講師ではなく日本語を話せる講師をお勧めする理由の一つでもあるのが、この発音。ネイティブの方で、「どうしてこの音を出せるのか」「日本語の発音と何がどう違うか」を上手く説明できるという話はあまり聞いたことがありません。日本人である私たちがどうやったら日本語の発音になるのか聞かれても上手く説明できないのと同じです。ネイティブの方に「同じようにリピートして」と言われて曖昧なまま繰り返しても残念ながら正しい発音は身につかないのです。私もマンツーマン、グループそれぞれネイティブのクラスを受けたことがありますが、発音指導はされたことはありません。(その時点である程度はマスターしていたと言うのもありますが…)正しい舌の位置、口の開け方はやはり母国語で習うのが良いかと思います。
私の場合は、本格的に英語を勉強を始めて比較的早い段階で発音に取り組みました。当時妹が大学の英文科に通っており、その時に既に授業が終了した発音演習のテキスト(画像)を譲ってもらったのがキッカケです。初版は1988年、絵と共に舌の位置等が分かりやすく書いてあり、ナーサリーライムという英語の童揺、遊び歌もたくさん掲載されています。一つ一つの発音について、舌の位置、口の開け方などを意識しながら順に練習していきました。同時に音読もたくさんし始めていたので、相乗効果で良い練習ができていたのだと思います。100%発音をマスターできたかと言われると全くそうではないなと感じます。でもこれまで外資系の面接などでも発音を褒められたことが何度もありました。
初心者でも発音はマスターできます!スポーツと同じ口の筋肉トレーニングだと思えば分かりやすいでしょうか?!今はさらに分かりやすい発音のテキストも発売されていますので、合うものを探してこつこつと口が覚えるまで練習してみましょう。
昨日のレッスンでは、音読トレーニングの流れから発音、さらに流れでご自身の英語をスマホのビデオで撮って聞いていただいて、と音読にかなりの時間を割きました。昨日の生徒さんはiphoneではなかったのですが、iphoneをお持ちの方は、過去にブログでご紹介したSiri機能でのチェックがオススメです。私もiphoneにして以来、今でも発音チェックにこの機能をフル活用しています。
自分の英語を聞いた生徒さんの感想は…「めっちゃ日本人〜!」でした(笑) いえいえ、それでも初回に比べると抑揚がつき少しづつ良くなっています。
恥ずかしいかもしれませんが、ぜひぜひ自撮りで発音チェックしてみて下さい。慣れると恥ずかしさも全くなくなり第三者の耳で聞くことができます。
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